こんにちは。
ここ数ヶ月ゴールドドルを見るようになったんですが、初めのうちはボラの大きさにビビりまくっていたところ最近ではようやく慣れてきました。
かえでです。
でも慣れってある意味怖いですね💦
このゴールド、目を離した一瞬のスキに数十pips動いてることがザラなんですね。
利益確定も然り、損切りも下手したら予定より多くなってしまうこともあります。
ストップ入れる間に一瞬でストップ位置にあるなんて事もありました…
ほんとヤバい、ゴールド💦
でも面白い!!笑
実際ボラが大きいというだけで、基本的なやり方としてははわたしが監視している他のペアと変わらないですね。
一応今は1~3ロット、10~30万通貨でやっています。
成績のほうは早い時期からプラスになっていますよ。
いつかはメルマガでみなさんに狙いをお伝えできる日が来るとは思うんですが、何せポンドよりもボラが大きいのでロット管理は必須項目です。
さて、本日はトレード日記はお休みして豆テクの方の記事を書いてみることにしました。
テーマはFXではなぜ損大利小になってしまうのか、です。
損切りが浅いところを狙っているのに、損ばかり膨らむ。
利が乗ってもすぐに戻ってきて建値になる。
利確目標に達する前にチキン利確してしまうなど。。。
うまくいかなかった例を挙げたらキリがないくらいいろんな負けパターンがありますよね。
で今日はですね、失敗例にただフォーカスするのでなく、もっと大きく括ってみようと思いました。
人間の本質と言いますか、なぜFXは簡単に勝てないのか、結局上がるか下がるかの1/2の確率なのになぜこんなにも勝つことが難しいのか。
実はそれにはちゃんとした理由があるんです。
そんなすべての人に当てはまる人間の本質的な部分について、今日はわたしなりの見解を書いてみようと思います。
といっても堅苦しいお話なんかではなくて、こんな考え方もあるんだなぁと感じていただけるような内容ですので、よろしければ最後まで読んでみてください😀
ではでは、さっそくですがみなさんはプロスペクト理論というものを聞いたことありますか?
プロスペクトとは『期待』や『予想』という意味で、この理論は利益や損失に関わる人間の意思決定のメカニズムをモデル化したもの、だそうです。
人生は常に選択の連続ですよね。
例えばA案とB案のどちらを選ぶか、あるいは宝くじを買うか買わないかなど。
わたし達は普段から多くの意思決定を行なっています。
それこそFXなんかもうその最たるものじゃないでしょうか。
ここで入るか入らないか、利確するかしないかとか。
常に選択を求められますよね。
じつはこの選択の仕方において、人間の脳というのは自分でも知らず知らずのうちに損をしてしまうようになっているらしいんです。
これを検証して理論化したのかプロスペクト理論、という事なんですね。
よく下記みたいな質問形式のものがあるんですけど、目にしたことある方もいると思います。
あなたならどちらを選択しますか?
(質問1)
A:確実に200万円もらえる
B:コインを投げて表がでたら400万円もらえる。ただし、裏が出たらお金はもらえない
この場合、ほとんどの人はAを選択してしまうんですよね。ちなみに過去のわたしもそうでした(笑)
でも合理的に考えればBを選択する方が高い利益を得られるんですよ。
確かにAだと確実に200万円が利益になるけど、Bの方は2分の1の確率で1円も手にできないですからね。
つまりBの方が高い利益を得られる可能性があるのに、1円ももらえない可能性がセットになると人というのはこのような合理的な判断ができなくなるんです。
これは1円ももらえないリスクを避ける、という「リスクの回避型」と呼ばれるものです。
もう一つこんな例もあります。
例えば現時点で400万円の借金を抱えている前提で以下の2つの選択肢が提示された場合、みなさんならどちらを選びますか?
(質問2)
A:何もせずに200万円の借金が免除され残りの借金は200万円となる
B:コインを投げて表が出たら400万円の借金が全額免除されるが、裏が出たら借金は400万円のまま
文言は多少変えているものの選択肢の内容は質問1とまったく変わらないです。
でも「借金を抱えている」という前提がつくことで、質問2では多くの人がBの選択肢を選ぶことになるんですね。
これ面白くないですか!?
2つの質問での期待値はまったく同じ200万円であるにもかかわらず、です。
状況が変わるとどうして人々の意思決定はこんなにも変わってしまうんでしょうか。
この非合理的な意思決定を説明するのがプロスペクト理論の核なんです。
ちなみにこんな図を見たことあるでしょうか。
クリックで拡大します↑↑
これはプロスペクト理論で検索するとネットで出てくる図を、わたしなりにイラストにしてみたものです。
正直ぱっと見ただけではちょっと分かりにくいですが😓、まぁ簡単に説明すると人間というのは同じ金額のお金でも、それが利益の場合と損失の場合とでは捉え方がまったく違ってくる、というものです。
言われてみれば確かにそうですよね😓
なんとも不思議なものです。
一応こんな辺りがプロスペクト理論なるものとしてネットに載っているものですが、じつはもっといろいろあります。
でも今日はこのプロスペクト理論について語ろうというわけではないので、もし具体的に知りたいよという方は、よろしければお時間ある時にネットで調べてみてください。
結構いろんな方が噛み砕いた言葉で分かりやすく説明してくれていて面白いですよ。
で、結局この理論では何を言っているのかというと、冒頭でも少し触れてますけど簡単に言えば人間ていうのは合理的な決断、判断をしているつもりでも以外にも非合理的な判断をしてしまっているんですよ、という事です。
特にそれが損得勘定が絡むと顕著に表れるというのがこの理論の本質だと思うんですね。
ものすごく考えて考えていかに得をするか、またはなるべく損をしないように下した決断でも、じつは不条理になるような決断をしがちだという事なんです。
そんなわたしはFXで負けに負けてるときにこの理論を知って、そのあといろいろ考えてみたんですね。
いろんな失敗を思い浮かべながら、なんでこうなるのかなぁなんで人ってそうしちゃうのかなぁって。
で、わたしは自分なりにこう解釈しました。
投資の世界において、例えば同じ5万円でもそれが利益だと早く確定したくなり、反対に損失の場合だともうちょっと多めにみておこうと幅を持たせてしまう。
これが投資における人間の本質ではないのかなぁ、と。
だから利が乗っていても設定した利確目標の遥か手前でもう十分だとチキン利確してしまい、せっかく決めた損切り位置に値が近づいてきたら、もう少し損失幅を大きく取っとこうと損切りをずらしてしまう。
あるいは初めから損切り幅は多くみる割りには利幅はそれよりも小さくしてしまう。
これが損大利小になってしまう原因なのかなぁと。
コツコツ利益を積み上げてきたのにたった1回の損失でドカーン!とすべて吹き飛ばしてしまう。
結局安全に利益を積み上げているつもりでも、じつは無意識で減らすような事をしてしまっているという。
これが特にFXにおける人間の本質なんじゃないかとわたしは捉えてます。
まぁでもこれが普通なんです。
普通の人であれば当然こうなるんですよ。
当然感情も絡みますしね。
正直勝っている個人トレーダーだったり、ヘッジファンドがちょっと言葉が悪いですが異常なんです。
でもFXの世界で生き残るためには普通ではダメなんですよね。
プロスペクト理論の逆をいく異常なというか特殊な考え方捉え方が求められ、それを実践で行える人だけが生き残れるんです💦
これが9割の人が負ける世界の所以なのではないかなと思います。
確率は上がるか下がるかの1/2なのに、簡単に勝てないのはそういった事が関係していると思うんですね。
プロスペクト理論の言うとおり、結局人が本来持ち合わせている判断力でFXを始めてしまうと自然に負けるようになっているんですよ。
損切り幅より利益幅の大きいところでエントリーを目指すのはもちろんなんですけど、プロスペクト理論を加味するとそれだけでは損失が増えていきやすいという事になります。
じゃあこれをどうやって克服すればいいのか。
つまりはこの逆の事をしていけばいいと思うんです。
利益を小さく刻むのではなくて損失を小さく刻むんです。
そして反対に損失を延ばすのではなくて利益をしっかり延ばしていくようにすればいいんですね。
そうすれば損小利大が実現します。
ね、簡単でしょ?
『いや、簡単じゃないから!』ってそうですよね💦💦
そんな簡単だったらみんなが億トレになれてしまいます。
でもこれも要は考え方と捉え方次第なんですよ。
極端な話ですが、10回エントリーして仮に9回切られてもたった1回で取り戻せば勝ち越せます。
極論になってしまうけどトータルで勝てるトレーダーになるためにはこれでもいいんですよね。
損失を小さくしておけば、利が延びた時に目標まで握っていけば、結局勝ち越せちゃうのがこの世界なんです。
ちなみに勝っている人と勝てない人の大きな特徴差って何かわかりますか?
それは含み益の時と含み損の時のポジションの保有時間に大きな違いがあります。(スキャルピングは含みません)
勝っている人は含み損のポジションはすぐに切ります。
もちろん根拠が崩れたらというのが基本的な前提になりますが、違うと思えば迷わず切るんです。
わたしの場合、早いときは数十秒で切る時とかもありすよ。
反対に利が乗ったポジションは根気よくなるべく目標まで握ろうとします。
チキン利確なんて簡単にはしません。笑
プラスになったから利確するのではなく、根拠としている目標まで握る握力(保有時間)が大切なんです。
それができないとトータルで勝ち越すことが難しくなるんですよね。
だからおそらくわたしのブログをご覧の方の多数の方が、プラスのポジションを握っている時間よりもマイナスを含んでいる方を長く握っているはずなんです。
これでは必ずと言っていいほどトータルで負けてしまうんですね。
だから一度ポジションの保有時間を意識してみてください。
チキン利確はなるべく避ける、そしてマイナスは浅いうちに切る。
マイナスのポジションを根拠が崩れても握っているなんてことは絶対にやめましょう。
ということで、そんなことを意識しながら今後のFXへの向き合い方としては、まずは人間には本来プロスペクト理論通りの習性があることをしっかり認めてみてください。
そうすると利益と損失が同じ金額でも利益に対する見え方が変わってくるはずです。
簡単にまとめると、今日わたしがみなさんにお伝えしたかったことはこんなことです。
● トレードはあくまでも数字の積み重ね、という捉え方を習慣付ける。
● せっかく損切りの浅いところで入ったなら、どんな状況になろうとも損切り位置を絶対にズラさない。
● 利確目標付近までしっかり握る習慣も同時に付けていく。
あくまでも個人的な主観で書いてますので、こんな考え方もあるんだなぁと感じていただけたら嬉しいです。
また、相変わらず語彙力もなく説明がへたっぴでほんとすみません😓
うまく伝わっているでしょうか!?
偉そうなテーマを選んだ割りにはうまく表現ができていない部分もたくさんあると思いますが、どうぞ大目にみてください。
最後に、結局9割の人と同じような思考だけではFXでは生き残れないです。
むしろ少し奇抜に思うような方法こそが案外功を奏するかも知れないですよ。
ぜひ思い切ってプロスペクト理論の逆を逆をいきましょう!
それでは本日は以上になります。
いつも最後まで読んでくださりありがとうございます。
もう少し文章力上げないと💧
かえで